彼との出会いは婚活パーティーでした。

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初めて婚活パーティーに行ってきました。
男性との出会いはそれなりにありますが、私好みの男性がなかなか見つからなくて、今回婚活パーティーに参加することにしたのです。

 

私好みの男性というのは、高学歴で専門職(特に研究職)に就いている男性です。
なぜ専門職なのかというと、自分の知らない分野を極めている男性にすごく魅力を感じるからです。
他に細かな好みはありますが、とにかくこの2点が揃っていれば容姿は重要ではないほどなのです。

 

友人に言わせれば、研究職の男性はオタクが多いのではないかという考えなのです。
確かに研究職をされている方は女性に興味が薄いというか、女性よりも専門分野に興味があるイメージです。

 

私が少々変わっているのかもしれませんが、私は恋人のことより、好きなことに没頭している方にすごく魅力を感じるのです。そしてそんな彼をそばで見守りたいと思うのです。
しかし、そんな私好みの男性と簡単に出会えるはずもなく・・・。友人のツテも頼ったのですが、専門職の知り合いは一人もいませんでした。

 

SEの男性ならいると言われたことはありますが、SEは私のいう専門職とは違っていたので紹介はしてもらいませんでした。
じゃあ、婚活パーティーに行ってみては?一人くらいあなたに適う研究職の方が参加してるかもしれないよ、と友人に言われました。

 

婚活パーティーは聞いたことはありましたが、サクラが多いとも聞いたことがあるし、プロフィールに嘘をついて参加している男性もいるだろうと、あまり行く気がしなかったのです。
しかし、同じ婚活パーティーでもしっかり身分証明などを取っているところもあります。
少々金額は高くなりますが、私は行ってみることにしました。

 

婚活パーティーで多いのは、女性は参加費無料だとうたっているところです。
しかし、私はあえて女性もそれなりに参加費を支払うパーティーに決めました。その方が安全だと思ったのです。
男性側も安心して参加できるでしょうし、一度だけならいいやという気持ちで。

 

私が参加した婚活パーティーは、ホテルの一室を借りて行われました。
まずは、席がずらりと並んでいる部屋で、自分の番号札が掲げてある席に座ります。
女性はその席からは動かず、男性がローテーションで回っていくという形でした。

 

男性と話せる時間は10分。始まる前は短いなぁと思ったのですが、いざ始まって話していると意外に10分は長いのだと思い知らされました。
参加されている男性は様々でした。事前に書いたプロフィール表を相手に渡して、それを見ながら質問したりします。

 

私の求めている研究職の方はなかなかおられませんでした。
一応、この参加した婚活パーティーは、社会人限定で男性は年収500万以上と決まっています。年齢は25歳?40歳までの参加となります。

 

15人目くらいに差し掛かった時でしょうか、プロフィールの職業欄に研究職と記載されている男性が私の前に来ました。
彼は32歳で、薬品関係の研究をされているとのことでした。

 

しかし、彼の容姿に驚いてなかなか言葉が出てきませんでした。
黒髪はあっちこっちに飛んでいるし、眼鏡は若干曲がっている気がするし、スマートですが服装がイマイチ。
少し挙動不審で私と全く目を合わせませんでした。

 

一人で参加されたのですか、と彼に尋ねると小さい声で「いいえ」と答えました。そして、隣の男性を弱々しく指をさしたのです。
隣には、次回ってくる男性が楽しそうに女性と話していました。
友達にしては、タイプが全然違います。友達の引き立て役に来たのかと思ってしまうほど、彼は野暮ったい感じでした。

 

彼からの質問は「音大出身なんですね」のひとことだけでした。
私は音大でバイオリン専攻をしていたので、それをプロフィールに書いたのです。
彼はそこを棒読みしただけでした。そして次の女性の席に移動していきました。

 

彼の友達は、彼とは間逆ですごく親しみやすい雰囲気でした。
服装も髪型も流行りを取り入れて、こんなパーティーに参加しなくても相手がいそうな感じでした。
ローテーションの自己紹介が終わると、部屋を移動して立食パーティーにうつりました。

 

さすが費用を払っただけあって、美味しそうなメニューかズラリと並んでいます。ドリンクの種類も豊富でした。
結局、ボサボサの男性とその友達以外は研究職の方はいませんでした。
しかし私はなぜかあのボサボサ頭が気になっていたのです。

 

立食パーティーで彼を探すと、友人の横でムシャムシャと食事していました。
友人は女性に人気らしく、何人かの女性陣に取り囲まれていました。
きっと普通なら、あの友人の方なんだろう。私は思いました。
でも、なぜか気になるのは彼の方なのです。先ほどははあまり会話も成立しなかったので、話しかけづらかったのですが、私は彼の方に向かいました。

 

先ほどはありがとうございました、と声をかけると、彼はぎょっとした顔になりました。
そしてものすごく咳き込みました。
大丈夫ですか?と言うと、小さくハイと答えました。
美味しそうに食べますね、と言うと美味しいですと答えました。

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